Archive for 4月, 2009

posted by 森田誠 on 4月 24

犬と一緒に暮らせる幸せ

以前に外で飼われている犬たちについてお話しましたが
犬は「群れ」で生活する動物なので、
やはり 人と一緒に生活できるのがいちばんだと思います。

むかしは外飼いの犬が多かったけれど
今は一緒に家の中で生活する犬たち、増えましたよね・・・

むかしの「番犬」から、今は「家族の一員」としてかわいがられています。

 

わたしも家族のひとりでーす!

わたしも家族のひとりでーす!

 

でも一緒に生活するようになってきたからこそ、また
いろいろな問題が生じてきたことも確かです。

外で飼っていれば人と犬との間に、適度な距離が生じていて
お互いに、自分の感情のテリトリーに入ってこないので
ある意味いい関係といえるのかもしれません。

ところが一緒に生活をするにあたって、
人間社会の都合にそった生活を、
犬たちにも無理やりさせようとして
変なことになっているのです。

犬たちの理解できない方法で
一方的な人間側のエゴで
犬より偉くなろうと、上に立とうとするので
犬として自然界に沿ってありのままで生きている犬たちが
戸惑い、脅え、そして牙をむいてくるのです。

犬たちとの信頼関係が築くことができれば
犬たちが 自ら人間の下についてくるのです。
それが本当の主従関係なのですが・・・・
どうも勘違いをされていらっしゃる方が
同業者も含めたくさんいらっしゃいます・・・・・・

 

毎日がしあわせ!

毎日がしあわせ!

 

犬たちも、私たち人間も

穏やかでいつもにこにこした毎日を送りたいものです。

posted by 森田誠 on 4月 23

一枚のフリスビーで

今日も公園で遊んできましたよ~

チワワの「ウーロン」と
カニヘンダックスの「ミニー」と
チワワの「おはぎ」と
ミニュチュアダックスの「モカ」の ちびっこ軍団が
4月に小学一年生になったばかりの
ピカピカの一年生たちと遊んでいる間

おっきな子たちは1枚のフリスビーで
なかよく、なかよく走りまわりました。

 

みんなドロドロ・・・・

みんなドロドロ・・・・

 

シェパードの「サンゴちゃん」とブルドッグの「クー」と
ラブラドールレトリバーの「あずき」です。

いっぱい走り回ってみんな酸素、酸素・・・と
今度は要求の自我ですね・・・

勝手なもんです。

posted by 森田誠 on 4月 22

 

雑草だらけになってしまった庭を
何とかしなくては!ということで
今日、家族、スタッフ総出で
犬たちが見守る中
雑草とりをしました。

 

みんながんばって!

みんながんばって!

 

せっかくの芝生も
あふれかえった雑草に栄養を全部とられてしまい
緑色はどこへやら、カサカサになって枯れかけています。
植木たちもチェーンソーでバンバン切り落とし
せっせと雑草をとり、芝を刈ってとりあえず・・・・

 

 

とりあえず、きれいになりました・・・・?
狭いですけど、ここが我が家のいこいの場です。

庭でくつろぐ我が家の犬たちです。

 

 

 

 

 

 

気持ちがいいのでヨガをやってみました・・

気持ちがいいのでヨガをやってみました・・

posted by 森田誠 on 4月 21

「ラブ」ちゃんの卒業

ラブラドールレトリバーの「ラブ」ちゃんがおととい卒業しました。

「ラブ」ちゃんと「サンゴ」ちゃん

「ラブ」ちゃんと「サンゴ」ちゃん

 

「ラブ」ちゃんは非常に支配性や狩猟本能が強い女の子で
叱られたことがわからず飼い主さんの腕に牙を入れて
大けがを負わせてしまいはるばる佐渡島からやってきたのでした。

もう一人のシェパードの「サンゴ」ちゃんは
とても神経質で防衛本能の強い女の子。
自分の周りに来る人や犬に対して
攻撃をして咬みついていってしまいます。

ラブちゃんもサンゴちゃんも
もう人や犬に咬みついたりすることはありません。
ドッグランでも どの子とも仲良く協調性をもって
接せられるようになりました。

ふたりはなかよし!

このふたり、同じ頃にやってきたんです。
最初のころは一緒にすることができませんでしたが
お互いが服従性になってからは本当になかよしで
いつもお部屋では いつもいっしょにくっついていました。

 

ふたりはなかよし

ふたりはなかよし

 

いよいよ出発の時

 

「ラブ」ちゃんと「サンゴ」ちゃんとのお別れの時間もせまってきました。

「げんきでね。またどこかで会おうね・・・」

「げんきでね。またどこかで会おうね・・・」

 

「サンゴ」ちゃんもゴールデンウイーク明けには卒業していきます。

それぞれちがう地域のふたりがここで出会って
お互いがお互いを尊重しあえる服従性豊かな
誰からも愛される子になりました。

そしてまた、それぞれの飼い主様のあたたかい胸の中へ帰っていくのです。

 

 

「ラブ」ちゃんと飼い主様との練習は ばっちり!でした。
以前とは別人の「ラブちゃん」をいとおしそうに見つめる飼い主様を見て
訓練士になってよかった!

こんなにもラブちゃんを愛している飼い主様の
満ち足りた表情を拝見することができて
家内も僕も幸せな気持ちでいっぱいになりました。

これからも たくさんの愛すべき犬たちと飼い主様のために
できる限り がんばります!

posted by 森田誠 on 4月 20

 

外で暮らす犬の気持ち

僕は 昭和35年生まれですが
子供の頃は、外飼いの犬がほとんどでした。

犬も人間と同じ感情をもっているので外で飼っていると
犬の感情が乾いてきてしまいます。
やっぱり寂しいんですね・・・

感情が乾いているので、人間が自分に気を寄せてくれることに
ある面、飢えているのです。

精神が病んでいない限り、犬の方から
「気持ちを寄せて」 と求めてきます。

玄関先につながれた犬たちは、人間が仕事から、
あるいは、外出から帰ってくると
自分に気を寄せてもらおうと、アピールしてきます。

でもたいてい、人間の方は知らん顔して家の中に入ってしまう。
そんなことが長く続くと もう 期待すらしなくなって
諦めてうずくまったままの子もたくさんいました。

僕の子供の頃は、
「犬は家族の一員」 としての認識が薄かったから。
どちらかというと、「番犬」という感覚で飼う人が多かったですから・・・

朝晩、ごはんをもらって、たまに「よしよし」となぜてもらい
たまに散歩に連れて行ってもらう。

でもある意味、人と犬との間に程よい距離間があって
それはそれで
お互いの「気持ち」のテリトリーに入りすぎず
いい関係だったんだと思います。

犬の嫌がることを無理やりしなければ・・・ね。

ただ人間があまりに犬を放ったらかしにして
散歩にも連れて行かなかったりで、行動ニーズが満たされず
慢性ストレスが毎日毎日 溜まりに溜まって精神を病ましてしまう。

そうすると凶暴になってきて、近寄ると咬んできたり
やたら吠えたりということになるのです。

そういえば、子供の頃
精神が病んでいるために咬みつく犬って
たくさんいましたっけ・・・・

こういった精神的感情などは
私たち人間と まったく同じなんですね。

何らかの事情で外で飼わなければいけない方も
この犬の感情の部分をわかってあげていれば
犬とのいい関係を築くことができます。

ちょっと、さみしいかも・・・

ちょっと、さみしいかも・・・

 

大切なのは相手のことをよく知って理解してあげること。

これはどの相手に対してもいえることなんですけれどね・・・