posted by 森田誠 on 5月 12
しつけを行う前に
よくある ご相談ですが・・・・
お仕事などで
愛犬のお留守番が 非常に長いために
ケージから出すと ものすごい勢いで
がちゃがちゃ 走り回ったりが止まらない・・・
仕事から帰ると ケージから出して、出してと
ワンワン吠えてしまう・・・・
ケージの中がグチャグチャ、シーツもボロボロになっている・・・・
そして
お仕事をしているためにしつける時間がとれない・・・・・
こういったご相談がよくあります。
まず、しつける以前のお話になるのですが
このように 長い時間 お留守番ということにより
愛犬には 「動きたいのに動けない」 というストレスが
毎日毎日 貯金されていっています。
前にも このブログで ご紹介いたしましたが
犬たちも 僕たち人間と同じ感情やストレスの反応をもっています。
一日のなかで
「動きたい」というニーズ
「噛みたい」というニーズ
「感情をみたしてほしい」というニーズ
必ずこの 3つのニーズを ちゃんと満たしてあげてから
はじめて 「しつける」権利が 飼い主様に発生するのです。
こういった たまったストレスを発散させるのは
運動させるのが いちばんです。
自転車で 走らせてもいいですし
お散歩の時間を うんと長くしてあげてもいいですし
どこか広い場所で ロングリードをつけて
自由に走り回ったり、うろうろしたり、においを嗅いだり
好き放題させてあげてもかまいません。
とにかくストレスを リセットさせてあげることが大切なのです。
その子によって そのストレスがリセットできるまで
1週間かかる子もいれば、2週間かかる子もいます。
そして、しつける時間ですが
1回 15分くらいで大丈夫です。
1時間も2時間も しつけるのに時間をとらなければいけないと
思っていらっしゃっる方も たくさんいらっしゃいますが
犬たちの集中力が続くのは 長くてせいぜい30分です。
1回15分を 可能であれば
たとえば1日に 午前中2回~3回 午後2回~3回とか
お時間をとっていただければと思います。
どうしても お時間がとれない方は
1日15分~20分でも 大丈夫です。
そして、これはしつけでもなんでもありませんが
長いお留守番の時など
牛のひづめを 何個か用意しておいて
ケージの中に入れていってあげるのも
ストレスの緩和や 噛むものがあるので
いたずら しにくくなるということにもなります。
こういった 工夫をすることも大切です。