posted by 森田誠 on 7月 16
肉芽腫性髄膜脳炎、ついに寛解状態へ
奇跡が起こりました。
いくつかの副作用はあったものの、ステロイド剤を中止してから1カ月半
何も神経的な症状が見られないため、寛解状態という言葉を
ボストンのS先生からいただきました。
S 先生の治療を受けてきた犬たちでは、
治療中に副作用などの理由でステロイドを中断すると、90%の犬が
2週間以内に肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の症状を再発するそうですが、
あずきはステロイドの服用を中止してからもう、1か月半が経過し
何も神経的な症状が見られないため、
寛解状態にあるとみなされるということです。
あずきは幸運な10%の中に入ったのです。
寛解とは、完治とはちがい、
完全に治ったということではありませんが
再発の可能性がなくなったということ。
我が家のラブラドールのあずきは
平成22年10月に肉芽腫性髄膜脳炎と診断され
日本の治療法では、余命3~4カ月と言われる中、
アメリカのS先生の治療法を知り、その年の12月より
S先生の遠隔治療を受け始めました。
3種類の飲み薬と月2回の抗がん剤の注射。
何度も何度も検査を重ねながらの治療です。
その間にはいくつかの副作用もあり、胸のところの毛が抜けてしまったり
異常にフケがでたり。
この、食欲旺盛のあずきが何日も全く食べない日もありました。
でも、今はこの副作用もすべて解消しており、とっても元気にしています。
毎日、朝と夕方のボールやワニさん投げを楽しみにして、
ほんのちょっとの時間でもみんなと庭に出たりして遊んでいます。
(ワニさん、だいすき!!)
たくさんの皆さまからご心配をしていただき、また、応援をしていただきまして
本当にありがとうございました。
毎日、わんこの会のみなさまからいただいた千羽鶴を見上げながら、
本当に奇跡は起こるんだろうか。。。。と不安な日々を過ごしてきましたが
こんなに早くこの日が来るとは思いもしませんでした。
たくさんのメッセージでの励ましの言葉の数々、
そして祈っていただきましたこと、心から感謝しております。
まだ、免疫抑制剤を1年あまり飲まなければいけませんが、
その後も再発がなければ「完全寛解」 ということになります。
今、こんなに充実した日々を送れるようになって、夢のようです。
ほんとうに安定しすぎていて、こわいくらいです。。。。。
ずっとこの時間が続いてほしい。
ほんとうにそれだけです。
あずきとのこの時間ができるだけ長く続いてくれるよう、祈りながら
毎日を大切に、大切にあずきと過ごしています。
最後に。。。
アメリカのS先生と私たちとの間に入り
一生懸命に治療に協力してくださったM動物病院の皆さま
翻訳を気持ちよく引き受けてくださったNさん
そして、遠いアメリカから常に的確な指示を
送り続けてくださったS先生。。。
あずきの命の恩人の方々に
心から感謝いたします。。。。。
by 森田雅子