posted by 森田誠 on 12月 19
柴犬のマルコちゃん
柴犬のマルコちゃんは 1歳の男の子です。
本当は「マルコくん」なんですが
ちびまるこちゃんの印象が強くてどうしても
「マルコちゃん」 とみんなで言ってしまいます。
卒業間近のまるこちゃん、
今日は、飼い主様との初めての練習の日です。
あいにく、寒い一日となってしまいましたが
寒さもなんのその、久しぶりに会って
飼い主様もマルコちゃんもとってもうれしそうでした。
マルコちゃんはとっても活発でテンションが高め。
気質はもちろん、強く、頑固な性格です。
飼い主様のところでは調子に乗った心理でやりたい放題。
手がつけられず、ゲージの中での生活となりました。
そのために、行動ニーズが満たされず、
ゲージの中でテールチェイシングといって
自分のしっぽをぐるぐる、ぐるぐると追いかけまわす
常動行動を繰り返すようになっていました。
どんどん、精神が病んできて、もっと困った行動につながっていくという
悪循環のなか、飼い主様の SОSが私達に届きました。
こちらに来てからも しばらくの間は、唸りながらのテールチェイシングを
毎日、毎日やっていましたが、それを怒ったり、無理にやめさせるのではなく
やらずにはいられないマルコちゃんの気持ちを受け止めました。
ここで何か言っても、「わかっちゃいるけど、やめられない!」のに
いい方向にいくわけがありません。
「聞く耳もたず」になっているのです。
毎日の行動ニーズに満足し、精神的に安定してきてから
しつけ育成を行うことが望ましいのです。
マルコちゃん、もうすぐおうちに帰れるね。
もう少しだから、みんな待っててね!
by 森田雅子
タグ: しつけ, 柴犬