posted by 森田誠 on 12月 5
今日は犬をしつける「感覚」について
書いてみたいと思います。
犬をしつけるというのは
自転車に乗るのと同じくらい
簡単なのです。
みなさん、「え?」と思われると思います。
まだ自転車に乗れなかった 子供の頃
お父さんやお母さんに教えてもらって
言われる通りにやっているのに
うまく乗れなくて・・・
何度も転んだ経験 ありませんか?
「もっと前をちゃんと見て」 とか
「ハンドルをまっすぐしっかり持って」 とか
「ペダルをもっと力強くこいで」 とか言われて
その通りにやってるのに
ちっとも うまく乗れなかったでしょ?
でも、乗れるようになったら
自転車に乗るのは
とっても簡単ですよね。
「まっすぐ前見なきゃ」 とか
「ハンドルまっすぐにしなきゃ」 とか
「ペダルは思いっきりこがなきゃ」 とか
いちいち考えなくても
スイスイ乗れますよね。
これって自転車の乗り方をその通りやって
乗れるようになるのではなくて
自転車に乗る 感覚を身につけて
乗れるようになるのです。
つまり乗り方を通して
自転車に乗れる感覚をつかむと
乗れるのです。
そうすると自転車に乗るのって
とっても簡単なんです。
他にもそういう経験ありませんか?
車の運転も 同じだと思います。
また 子供のころの鉄棒での逆上がりも
同じだと思います。
できればかんたん。
できなければむずかしい、わからない。
僕が何を伝えたいかとうと
犬のしつけの感覚をつかむと簡単、
やり方にとらわれてばかりいると
犬のしつけは 難しくなります。
やり方を通して
しつけの感覚をつかむことがたいせつです。
今 その感覚をつかんでいただくために
僕が いろいろな性格、犬種の犬たちを
しつけていく様子をご覧いただけるようにと
たくさんの映像を製作しているところです。
感情論の世界では
1+1=2 にならず
2にするためには?・・と
考えることが最も重要です。
しつけ方というのは
感覚を身につけるための手立てにしかならないのです。
つまり好きな人に
決まった 「くどき文句」 をいっても
相手の感情は動かせないのといっしょです。
しつけ方を行えばよくなるということはないのです。
犬が従う喜びを見出す様に どう接するかがとっても大切です。
その 「感覚」なんです。
posted by 森田誠 on 11月 28
僕のしつけマニュアルを読んでくださった方は
たくさんいらしゃると思いますが
ご相談をいただくたびに思うことがあります。
それは皆さんが
しつけマニュアルを読まれていらっしゃるようで
読まれていらっしゃらない・・・ということです。
こういう方がたくさんいらっしぃます。
最初読んで分かったと思い
書いてある通りに
しつけを実行したけれどうまくいかない。
それから また読み直してみると
「ああ、そうなのか」と
思うところが出てくる・・・
そしてまた 読み直してみると
今読んだときには 気がつかなかったところが
「ああ、なるほど・・・」と なってくるというのです。
そうなんです。
このマニュアルは 10回読んでわかることと
20回読んで分かること
さらに 読むとわかってくることがあるのです。
その方 その方で差はあると思いますが
ぜひ、1回、2回ではなく
何度も 何度も
読み直してみてください。
ご自分とわんちゃんとが
どのしつけの段階に
いるのかということによっても
解釈がちがってくることもありますから
うまくいかないなあと思ったら
再度 読み直してみてください。
posted by 森田誠 on 11月 15
犬の知能ってどれくらい?
犬の知能は、人間の子どもにたとえると2歳児、3歳児くらいと
同じだということを、ご存知ですか?
だから、犬をしつけて、性格の良い子に育てるには
人間の子どもの1歳児、2歳児、3歳児をしつけ育てるのと同じ様な感覚で
同じように愛情や、手をかけてしつけ育てる事が大切です。
よく、犬の訓練とかということで軍隊の様にしつけたり
訓練することが世の中に多く出回っていることは
皆さんもご存知だと思いますが
3歳児ほどの知能の次元しか持たない犬に
軍隊のようなしつけ訓練をしてよい心理が育つわけはないと思います。
服従性豊かな素直な心理を育むには
犬の感情を大きな人の愛情で受け止めてしつけ育てる事が
大切だと考えています。
ただ一点 人間の1歳、2歳、3歳と大きな違いが出てくるのは
犬の成長は非常にはやく、精神面などは人間の大人のように
成長していきます。
つまり、生後1歳くらいになると
もうしっかり精神面は成長しているのです。
でも知能は2歳児、3歳児だという感覚で
犬のしつけや、育成を考えられたらいいのです。
精神的には成長しているので
人間社会にそぐわない行動に対しては
その心理と行動はだめなんだということを
しっかり伝えることがたいせつです。
そしてもう一つ、知能が高くないので
犬の感情を大きな愛情で受け止めてあげればよいということなのです。
posted by 森田誠 on 11月 14
北九州から来た柴犬の「偕」くん。
「偕」くんとってもよくなってきました。
今日は玄関の出入りの
練習をしました。
新潟県佐渡市から来ている
ラブラドールの「ラブ」ちゃんも
今日、玄関の出入りの
練習をしました。
「ラブ」ちゃんは1回でマスターしましたが
「偕」くんは全体の3分の1まで進みました。
これが、犬種の特性の違い、性格の違いによって
進みがちがうのです。
一足飛びに進む子もいれば、3段階、中には10段階に分けて
進んであげることが大切なのです。
的確に、特性や性格を見抜いて
人に従うことが嬉しいというベースの中でおこなってきます。
人間のエゴで形にこだわってはいけないのです。
それにしても「偕」くん、とってもいい答えが返ってきています。