posted by 森田誠 on 3月 21
肉芽腫性髄膜脳炎のあずきのこと
肉芽腫性髄膜脳炎のラブラドールのあずきが
米国のS先生の遠隔治療を受けはじめてから、3カ月がたとうとしています。
お陰さまで、今のところは全て、順調です。
たくさんの皆さまにご心配をいただいておりましたが
最近では、ボール投げもできるようになってきています。
本当に、「この子が不治の病といわれている肉芽腫性髄膜脳炎なの?」
と思うくらいです。
遠隔治療をするためにはまず
英語によるコミュニケーション、つまり、S先生と私たちの間に入って
通訳をしてくださる方を捜さなくてはいけないこと、
それから、S先生の指示のもと、検査を行ったり
治療を引き受けてくださる日本の獣医の先生を捜さなくてはいけないこと、
それから、指示された薬を入手すること。
このハードルをまずは越えなければならないのです。
アメリカのGMEグループのサイトの存在を教えてくださった
Nさんは翻訳のお仕事をされていらっしゃるので
こころよく引き受けてくださいました。
GMEグループは、アメリカのグループなので、
投稿もすべて英語でのやりとりでなければなりません。
S先生の治療を受けるにはどうしたらよいのか 手続きのことや、
それまでに必要な検査、結果の項目などもわかりやすく
詳しくこのアメリカのGMEグループのサイトには
書かれています。
日本のサイトではないので、私たちには100パーセント
見つけることは出来なかったと思います。
このアメリカのGMEグループのサイトの存在さえも
知ることはなかったでしょう。
こうして、Nさんと
獣医の先生のご協力により 遠隔治療は実現できたのでした。
本当に感謝しております。
遠隔治療は、1年半ほど続きますが、
世界各国でS先生の治療を受けた犬たちの多くは
命が助かっただけではなく、
その後何年も健康で、薬から解放されているといいます。
肉芽腫性髄膜脳炎はもう、不治の病ではなく
正しく対応すれば、寛解する病気なのだそうです。
日本では今、あずきが肉芽腫性髄膜脳炎と闘っています。
世界各国でも、S先生の指示のもと、たくさんのわんちゃん達が
この病気と闘っています。
幸い、あずきは肉芽腫性髄膜脳炎と診断されてから
比較的早い段階で、s先生の治療を受けることができました。
これもいい結果を生む一つの要素であるといいます。
毎日が緊張の連続ですが、
あずきも頑張って 私たちにいい答えをくれています。
これからもあずきは、この病気と闘っていきます。
たくさんの方たちに支えられながら、完全寛解を信じて。。。。。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 3月 19
肉芽腫性髄膜脳炎のあずきのこと
肉芽腫性髄膜脳炎と診断された森田家のラブラドールのあずき。
不治の病とされるこの病気と今闘っています。
現在、あずきは米国のS先生の遠隔治療を受けています。
目標は、最終的に愛犬の命を奪うステロイドから脱却することです。
ステロイドを飲み続けていれば、必ず内臓がやられていって、死に至る。。。
しかし、ステロイドを飲まなければ、病状が進行していって
(とても進行が早いらしいです)
早い子では、3日とか1週間とか、ありえない速度で
死に向かって進んでいくのです。
そんな中、ある方からの連絡によって、この希望のとびらは開きました。
「アメリカのサイトでGMEグループのメッセージを見つけました」
愛犬が肉芽腫性髄膜脳炎 GMEにかかり、絶望のどん底にいた人たちが
S先生の治療法にたどり着き
完全寛解をめざした人たちのアメリカのグループのサイト。
今思えば、このグループの人たちは「森田誠わんこの会」の人たちと同じです。
愛犬のしつけのために、いろいろなしつけ本などを読んだり、
訓練所に預けたり、本に書いてある通り、マズルコントロールもした、
ホールドスチールもした、おやつも使って教えてきた。
無視もした。
でも、いっこうによくならない。
もっと困るようになってしまったし、もっと攻撃性がでてしまった。
そんな方たちが、
たくさんのしつけ法の中で、主人のしつけ法、森田誠のしつけ育成の方法を
「これこを本物のしつけ方」と感じてくださって、
愛犬家の方、自ら「わんこの会」をたち上げてくださいました。
「肉芽腫性髄膜脳炎 GME」のグループの方たちも同じです。
愛犬が、肉芽腫性髄膜脳炎 GMEに侵されて、
従来の治療法によりどんどん愛犬の体が、
肉芽腫性髄膜脳炎ではなく、ステロイドの副作用で蝕まれていく。。。
そんな中、このグループの大半は最終的にS先生にすがることになります。
そして、S先生の考え方、治療法など。。。
このメッセージを全部読み終えたとき
真っ暗な闇の中に、本当に小さな小さな光を見たような
そしてその光がだんだんと大きくなっていく感じがしました。
「これは、いけるかもしれない」
この、主人と私の直感が私たちの第一歩でした。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 3月 6
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)
我が家のラブラドールのあずきが肉芽腫性髄膜脳炎と診断されてから
不安と絶望の中、本当につらい日々を送ってきました。
肉芽腫性髄膜脳炎は不治の病です。
でも今は、希望をもってこの病気と闘っています。
もう、不治の病ではなく、正しく対応すれば寛解する病気と信じて。。。
この日本の中で、もし、肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて
絶望の日々を送っていらっしゃる方々にも
少しでも希望をもっていただけるのなら。。。
ひとりでも多くのわんこたちが助かりますように。。。
そんな願いをこめて、「肉芽腫性髄膜脳炎」という
カテゴリーを作りました。
あずきがそうだったように、元気で過ごしていたにもかかわらず、
突然、この病気におそわれてしまう可能性があるということ、
本当に他人事ではありません。
この肉芽腫性髄膜脳炎(GME)は、小型犬に多いということですが
大型犬も例外ではなく
あずきの場合、後ろ足のぎこちない動き、
そしてやたら尻尾の付け根あたりや お腹のあたりを気にするようになり
しきりに舐めようとしたり、前歯でチクチクとかんだり
足で掻いたりということが起こりました。
最初は股関節形成不全、それともノミでもいるのかしら。。。と
安易に考えていましたが全身のレントゲンでも異常なし。
様子を見ましょうといっているうちに、
車から降りる際に前足で体を支えきれず、あごから落ちてしまいました。
それからは、左前足は上げっぱなしになり、後ろ足もよろよろ状態。
「これは普通じゃない」
主人の言葉で私はとんでもない場所に自分たちが立たされているんだと感じました。
その時は九州方面に出張の途中でしたが戻ったその日に
MRIをとってくれるところをさがして検査を受けました。
家に帰るまでにはもう、あずきは横たわったきり頭も上げることができず
両手、両足はけいれんをおこして、暑くもないのにハアハアと息をあらげて
ときどき痛みを感じるのか ヒィーッと声をあげていました。
そうなるのに あっという間でした。
自分でトイレに立つこともできず、寝たきり状態の
あずきの頭部、頚部、胸部、腰部の4か所に異常が見つかり
急性でしかも多発性でめずらしい病気ということ、
「肉芽腫性髄膜脳炎」
聞いたこともないこの肉芽腫性髄膜脳炎という病気には
ステロイドをこれからずっと飲み続けなければならないこと、
そしてそのステロイドを飲み続けることによって
内臓関係がやられて死んでいくということ。
私たちが聞いたのは、3~6ヶ月という耳を疑いたくなるような期間でした。
日本では一般的に大学病院でもこの病気
肉芽腫性髄膜脳炎にはステロイドを服用します。
最初は多めに服用すると、症状が和らいできて
よくなったような錯覚をおこしますが、実際はそうではないようです。
見た目にはいい状態に映るので、だんだんステロイドを減らしていけますが
また、再発したりして薬を増やす。
そしてずっと飲み続けなくてはいけないという
どっちにしても、病気で命を絶つのか、薬で命を絶つのか。。。。
出口のない迷路に入り込んでしまったような
焦りと恐怖の毎日でした。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 2月 21
北海道へ
チワワのウーロンが天国に逝ってから
森田家にぽっかりと穴があいたような。。。
そんな日々が続いていましたが、
またまた行ってきました、北海道!
肉芽腫性髄膜脳炎のラブラドールのあずきもいっしょです。
フェリー乗り場にはいつも乗船ぎりぎりに到着。
よし、間に合った。
それから主人は犬たちのおトイレを。
私は申し込みのためにカウンターへ走ります。
「おっ、受付のおねえさん、この間とおんなじ人」
そんな余裕すら見せながら
記入はまかせて!
ペット同伴の書類にもササッとサインをして乗り込みます。
そして、このあとが私たちにとってホッとできる時間なのです。
何にもすることがないので、ぬくぬくとした中ひたすら眠ります。。。。
4時間後、またかっとんでいくために。。。。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 2月 3
今年に入ってから北海道やら愛媛県やら 広島県やらあっちこっちを
主人といっしょに どばたばたと出張で動いておりました。
気が付いたらあっという間にもう2月。。。
ゆっくりとパソコンに向かう時間のないまま時間だけが過ぎていき
久しぶりのブログ再開。。。なのですが
悲しいお知らせからお伝えしなくてはなりません。
森田家のわんこたち、みんなで仲良くお正月を迎え、
それぞれ体調の悪い日もあったりしながらも
お庭で日向ぼっこをしたりして それぞれがんばっておりましたが
1月27日になったばかりの2時半ごろ
チワワのウーロンが天国へ旅立ちました。
10歳でした。
ウーロンは美人さんだったからね。。。
お姫さまみたいにきれいに飾ってあげなくちゃ。。。
今、ウーロンは先に旅立ったシェパードの愛ちゃんと、ウーロンの姉妹の
チワワのバニラ(おはぎのお母さん)のとなりで静かに眠っています。
今までと同じように私たちのそばで。。。
糖尿病だったウーロン。
目も見えなくなっていたよね。。。
まっくらな世界の中、
毎日、毎日、朝晩のインスリンの注射にもいやがらず
食事制限の中 がんばってくれてありがとう。。。
バニラはイケイケのおてんば娘だったけど
ウーロンは控えめでもの静かで、おっとりとしたのんびりやさん。。。
(元気だったウーロン、最後の写真)
今頃はきっと天国で注射もなくなって、
お腹いっぱい美味しいものを食べていると思います。
ウーロンはとっても食いしん坊でしたから。。。
具合が悪くなって、その日も夜中じゅうずっと抱っこをしていたのですが
ちょっと私がウトウトした ほんの30分の間に逝ってしまいました。
あばれることなく、私も気がつかないまま、
ハッとした時にはもう 息がありませんでした。
体はまだぽかぽかとあたたかいのにね。。。
たくさんの皆さまや、わんこの会の皆さまにも
いろいろと心配していただいた
ほんとにほんとにちいさな命でしたが
でも、苦しむことなく眠るように
私の腕の中で最後の時を迎えることができました。
多くの皆さまにご心配していただきましてありがとうございました。
主人ともども、心よりお礼申し上げます。
だいすきな だいすきなウーロン。。。。
愛ちゃんやバニラのもとにちゃんとつきましたか。。。?
また会うそのときまで、おかあさんのことわすれないでね。
それまで みんなといっぱいあそんでまっててね。
ウーロン ありがとう。
by 森田雅子