Archive for the ‘肉芽腫性髄膜脳炎’ Category

posted by 森田誠 on 8月 6

ラブラドールのあずき、永久的な完全寛解

先月、7月14日をもちまして
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療が終了しました。

あずきは永久的な完全寛解に至りました。

前に感染症にかかったことがあったので、
抗生物質を「念のため」2カ月間飲みますが
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療はすべて終わりました。。。

肉芽腫性髄膜脳炎にかかり、完全寛解したのは
おそらく日本ではあずきが初めてということです。

日本であずきの検査や薬を出してくださったM動物病院の院長先生も
「獣医仲間にあずきちゃんのことを話すと、みんな
(信じられない!!)と驚いています。本当によかったですね。」
と、おっしゃってくださいました。

アメリカのGMEグループというサイトから
ボストンのS先生を見つけてくれたNさん。

ここから道が開き、遠隔治療へ。

ボストンのS先生の指示のもと、日本ではM動物病院の先生方が
協力してくださり、その通訳は全てNさんが引き受けてくださいました。

あずきの「完全寛解」は、心強いみなさまに支えていただいたお陰です。

S先生に「永久的な」という言葉のプレゼントもいただいて
あずき、永久的な完全寛解です。

やったー!!

S先生、M動物病院の先生、Nさん。
本当にありがとうございました。

そして応援して下さったたくさんの皆さま、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。

あずきとの時間を大切に感じながら
これからもあずきといっしょに歩いていきたいと思っています。

みなさん、ありがとうございました!!

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 6月 27

我が家のラブラドールレトリバーのあずき。
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて1年と8カ月が過ぎました。
6月24日で薬終了!。。。のはずでしたが
20日間、終了の日がのびてしまい。。。。。

以前に20日間ほど薬を中止していた時期がありまして
S先生の指示により、20日間の延長が決まりました。
「念のため」ということですのでしかたありません。。。。
お薬終了は7月14日。
そのあと、抗生物質だけ2カ月間飲み続けるという
S先生の新たな指示に従って、もうすこしだけ、頑張っていきたいと思っています。

でも、当の本人のあずき。
毎日のお薬はちっともいやではありません。
チーズに包んでもらい、ウハウハしながら食べています。

この病気にかかって改めて思ったことがあります。
それはしつけの大切さについてです。
しつけができていなければ、
思うような治療を受けさせてやることができなかったかもしれません。
何度も何度も、動物病院に通わなければならず
診察台の上でいろいろな検査、治療のときなど
いやなことに対してうなったり、咬みつくようでは
治療は受けづらいものとなっていまいます。

でも、あずきはおとなしく
いわれるままごろんとおなかを見せたり
身体のどの部分もさわらせてくれました。
血液検査も診察も、
先生方の手をわずらわせることなく
いつも短時間ですませることができました。

我が家にて抗がん剤の注射を打たなければいけないときも
主人が用意をはじめると
自ら伏せをしてじっと動かずに待っています。。。。
私たちも慣れないことだらけで大変でしたが、
私たちの指示通りにあずきが動いてくれたので
ほんとうにそれはもう、ありがたかったです。。。。。

1年と8カ月。

今までの苦労を思えば、20日間などほんのわずかな時間です。
いつものように毎日楽しくボール投げをしたりして
20日間が過ぎるのを待とうと思います。。。。

by森田雅子

posted by 森田誠 on 4月 30

肉芽腫性髄膜脳炎(GME)永久的完全寛解まであと 53日。

我が家のラブラドールレトリバーのあずきが
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)を発症してから1年と6ヶ月が経ちました。
たくさんの皆様にご心配していただき
また、応援していただき本当にありがとうございます。
あずきの体調は絶好調で、毎日、元気に遊んでいます。
毎月1回、血液検査に行っています。

病院の待合室にて

病院の待合室にて

毎回、結果もよく、このまま何もなければ
今飲んでいるお薬を6月まで飲み続けて
それでおしまい、です。

永久的な「完全寛解」です。

あれほど望んでいた「完全寛解」が
もう、すぐそこまで、手の届くところまできていることに
ワクワクしながらも、正直、戸惑いもあります。
だって、あのときには「死」が
手の届くところに横たわっていたからです。。。
どうすることもできない、無力の私たちがそこにいて
目の前には、あずきとのさよならが、もう現実のこととして
あたりまえのようにあったからです。。。
何もできないまま「死」に向かって時間が過ぎていく。。。

そんな絶望的な状況だったのに、
肉芽腫性髄膜脳炎という病気が 「完全寛解」だなんて
信じられない気持ちでいっぱいです。
夢を見ているんじゃないかと思うほどです。。。

今、あずきと同じように
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断され
余命3ヶ月といわれていたわんちゃん達が
完全寛解をめざして
あずきの後を一緒に走っています。
みな、経過は良好とのことです。
まず、一番手のあずきが、「完全寛解」のゴールを
めざして、このあとも慎重に走っていきます。
もう、私の胸の中には、何本ものクラッカーが
いつでも紐を引っ張れるように用意してあります。
その時には毎日欠かさず飲んでいるお薬ともさよなら。

そんな夢のような日まで、あと 53日。

あともうすこし。がんばるね。

あともうすこし。がんばるね。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 10月 23

あずき8歳になりました

昨年の10月の末に
肉芽腫性髄膜脳炎を発症したラブラドールのあずき。

もうすぐで、1年がたとうとしています。
日本での今現在の治療では余命3~4ヶ月といわれたあの頃。

絶望の日々。今思うことは、日本の治療に頼らなくてよかった。。。

アメリカ ボストンのS先生の遠隔治療のもと
たくさんの皆様に支えられながら
先月、あずきは8歳を迎えることができました。

あずきの姉妹の 「いぷちゃん」からケーキが届き

いっしょに8歳を迎えられたこと、ほんとうにうれしかった。。。!

「いぷちゃん」とはまだ会ったことはないけれどいつかは必ず会いたいよね。。。
そしていっしょに写真とりたいな。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 7月 16

肉芽腫性髄膜脳炎、ついに寛解状態へ

奇跡が起こりました。

いくつかの副作用はあったものの、ステロイド剤を中止してから1カ月半
何も神経的な症状が見られないため、寛解状態という言葉を
ボストンのS先生からいただきました。

S 先生の治療を受けてきた犬たちでは、
治療中に副作用などの理由でステロイドを中断すると、90%の犬が
2週間以内に肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の症状を再発するそうですが、
あずきはステロイドの服用を中止してからもう、1か月半が経過し
何も神経的な症状が見られないため、
寛解状態にあるとみなされるということです。

あずきは幸運な10%の中に入ったのです。

寛解とは、完治とはちがい、
完全に治ったということではありませんが
再発の可能性がなくなったということ。

我が家のラブラドールのあずきは
平成22年10月に肉芽腫性髄膜脳炎と診断され
日本の治療法では、余命3~4カ月と言われる中、
アメリカのS先生の治療法を知り、その年の12月より
S先生の遠隔治療を受け始めました。
3種類の飲み薬と月2回の抗がん剤の注射。
何度も何度も検査を重ねながらの治療です。
その間にはいくつかの副作用もあり、胸のところの毛が抜けてしまったり
異常にフケがでたり。
この、食欲旺盛のあずきが何日も全く食べない日もありました。
でも、今はこの副作用もすべて解消しており、とっても元気にしています。
毎日、朝と夕方のボールやワニさん投げを楽しみにして、
ほんのちょっとの時間でもみんなと庭に出たりして遊んでいます。

(ワニさん、だいすき!!)

たくさんの皆さまからご心配をしていただき、また、応援をしていただきまして
本当にありがとうございました。
毎日、わんこの会のみなさまからいただいた千羽鶴を見上げながら、
本当に奇跡は起こるんだろうか。。。。と不安な日々を過ごしてきましたが
こんなに早くこの日が来るとは思いもしませんでした。

たくさんのメッセージでの励ましの言葉の数々、
そして祈っていただきましたこと、心から感謝しております。
まだ、免疫抑制剤を1年あまり飲まなければいけませんが、
その後も再発がなければ「完全寛解」 ということになります。

今、こんなに充実した日々を送れるようになって、夢のようです。
ほんとうに安定しすぎていて、こわいくらいです。。。。。
ずっとこの時間が続いてほしい。
ほんとうにそれだけです。

あずきとのこの時間ができるだけ長く続いてくれるよう、祈りながら
毎日を大切に、大切にあずきと過ごしています。

最後に。。。

アメリカのS先生と私たちとの間に入り
一生懸命に治療に協力してくださったM動物病院の皆さま
翻訳を気持ちよく引き受けてくださったNさん
そして、遠いアメリカから常に的確な指示を
送り続けてくださったS先生。。。
あずきの命の恩人の方々に
心から感謝いたします。。。。。

by 森田雅子