posted by 森田誠 on 10月 27

 

もちろん僕は、犬が大好きで 犬の訓練士になったのだけれど
僕が子供の頃の犬たちって、雑種が多かったかな・・・・・

そして、ほとんどの犬が 玄関や庭先に鎖でつながれていて
散歩もろくに 連れて行ってもらってないような・・・・

昔は犬は、「番犬」 として考えられていたせいか
それこそ しつけも何もなく、ほとんどが外飼い。
ごはんも、人間の食べ残しの残飯だったり。

でも今は、犬たちは家族の一員。

家の中で一緒に生活をして
嬉しいときも悲しいときも いつもそばにいてくれる。

気持ちが落ち込んだときには、暖かいからだをよせて 慰めてくれる・・・
よっしゃ! と ご機嫌なときは クリクリした目ですり寄ってくる・・・

ほんと、大好きな犬たちの魅力を知れば知るほど
犬たちにのめり込んでしまいます。

大好きな犬たちへ。

訓練士である僕が、特に強く思っていることは
一頭でも、しあわせな気持ちで
人間と生活できる犬たちを増やしていきたいということ。

これだけ多くの犬たちが 人間社会に入り込んでいる今
人間たちの間違ったしつけの考え方によって
人間からやっかい者・・・みたいに思われてしまっている 多くの犬たち。

私たち人間が、もっともっと犬たちを理解してあげることによって
犬たちともっといい関係になれるのです。

今、僕のところには一緒に旅行をしたり、
一緒に生活をしたいという希望のもと、
警察犬訓練士に4ヶ月間も預けて訓練をしたけれど、落ち着きがなく
ガチャガチャと部屋中を走り回り、旅行などもってのほか
一緒に生活もできないというシェパードの子がきています。

あげくの果てには

「これでは一緒に生活できない」と、その訓練士に言ったところ

「シェパードは家の中で飼うものではない」と、言われたそうです。

その飼い主様は、非常に悲しく、くやしい思いをされたことでしょう。

確かに、「座れ」 「伏せ」 「待て」と命令すれば、
パッパッと、その姿勢をとります。

でも問題はそこから。

一瞬、「座れ」をしたら、またガチャガチャと動き出す。
そこでまた命令をします。

大声をはりあげて・・・「待て」!!

その号令でまた一瞬、動きが止まる・・・

でも人間が息をつめてにらんでいないとまた、ガチャガチャ・・・

これでは生活ができません。
そして僕のところに、相談にいらっしゃいました。

また、幼い頃からドッグスクールで おやつトレーニングを受けてきた
柴犬の子など、次回より順次、ご紹介していきたいと思っております。