posted by 森田誠 on 11月 20
クロスとの再会
高松からフェリーで約1時間。
あいにく、どしゃぶりの雨の中 小豆島に到着。
フェリーの埠頭までおじさまが迎えにきてくださっていました。
突然のことにもかかわらず、本当に快く迎えてくださいました。
そこは自然にかこまれた すてきなところでした。
すぐそこには海が広がっています。
そんなおじさまの家に クロスはいました。
もうひとり、雑種の子といっしょに。
その時クロスは横になって眠っていましたが
もう、耳はほとんど聞こえていないということで
「クロス・・・」と声をかけても最初は気づきませんでした。
でも、目を開けて私たちを見たとたん、
ダーッと記憶が戻ってきたのでしょうか・・・
それはそれは、よろこんでくれました。
主人は「クロス、クロス!」と名前を呼びつづけ
私はオイオイ泣きっぱなし・・・。
14歳とは思えないほど、クロスは元気でした。
本当に、奇跡と思うくらい元気でした。
14歳にもなれば、白内障も進んで
目が白くなっていても不思議ではないのに
ほとんど白くもなっておらず、なによりも驚いたのは
あの時のクロスと変わりないくらい元気に歩いていたことです。
階段の乗り降りもできるそうです。
たしかに、口のまわりの白髪はありましたが
あの時の、別れた時のままのクロスがそこにいました。
私の大好きな、大好きなクロスが今
私の目の前で元気な姿でいてくれました・・・。
クロスは、クロスたち専用のお部屋で
おじさま手作りのベットをそれぞれにもらってのんびりと、
好きな時に 海で泳いだりしながら 自然豊かなところで、
広い、広い敷地の中、 なんともゆったりと暮らしていました。
ほんとうに、ほんとうに しあわせに暮らしていました。
クロスが14歳にもかかわらず、こんなに元気なのは
本当におやさしい、おじさまと おばさまのおかげです。
そして、この大きな大きな自然のおかげなんだな・・・とつくづく感じました。
今回、主人と私の念願だった
クロスに会うことができましたこと 心から感謝いたします。
ありがとうございました。
きっと今頃、クロスは広い砂浜で遊んでいるかもしれませんね。
クロスの残された時間を これからも楽しく、のんびりと
過ごしていってほしいと願っています・・・・・。
クロス!ほんとうに ありがとう!!!
by 森田雅子