posted by 森田誠 on 10月 15
家庭犬のわんちゃん達! 一緒に頑張ろうね!
今現在、日本でも盲導犬や介助犬などは社会的に認知され受け入れられ
レストランや電車やバス、デパートにも入れるようになっています。
しかし、家庭犬は・・・というと とんでもありません。
普通の公園でさえ、「犬を入れないでください」という
看板がたっているところが非常に多いのが今の現状です。
でも、自分のワンちゃんをちゃんと育てようという気持ちで
皆様でしっかりとしつけをされていけば
自然と、困らない犬たちがどんどん増えていきます。
先日 森田誠の犬のしつけ講演の際、
私たちの連れていたラブラドールの「アンヌ」ちゃんや「あずき」
ジャックラッセルテリアの「ケビン」くんは デパートや歩行者天国
レストラン、電車やバス、人間の行けるところはどこでも
誰にも迷惑をかけることなく 私たちと一緒にいることができるくらい
しつけがされています。
そんな犬たちがあっちでもこっちでも普通に家庭犬としていたら、
きっと社会の受け入れ方も変わってくると思います。
犬のしつけ講演のときの 主人のことば・・・
「皆さんと同じように 僕らも 犬たちを心から愛しています。
現在、盲導犬や介助犬は 社会的に認知されていますが
家庭犬は まだまだ社会から 認められるまでに至っておりません。
僕の代では無理だと思いますが、今、娘や、
ドッグトレーナーになりたいという生徒たちが
このしつけを継いでいこうと 頑張っています。
ぜひ、皆さんも お一人、お一人
ご自分の愛犬を 家庭犬として しっかりと育てていただき
家庭犬が 社会から認められるように、この愛すべき犬たちに
自由という権利を与えてあげるために 皆さんの力で頑張っていきましょう。」
主人のこの言葉を聞いた時、思わず涙がでてきてしまいました。
そう。
主人はそのために 今まで何十年もかけて築き上げてきたこの考え方を
皆様に伝えさせていただいてきたのです。
仔犬の頃からこの考え方で育てていれば
「手に負えない」なんていうことはありません。
しかし、仔犬のころから
間違ったしつけ方で 育った犬たちの多くは
完全に 心がはぐれてしまっています。
人間とのあいだに距離をもって そして分厚い壁の その向こう側で
どうしていいかわからず、はぐれているのです。
今、主人と私のしなければならないことは 心がはぐれてしまった犬たちを
自分達の力でなんとか救っていってあげること。
そして、同時に出来るだけ多くの皆様にこのしつけ方を伝えさせていただいて
仔犬の時からこの考え方で育てていただけるようにお伝えすること。
主人や私の代では、無理だと・・・・
たぶん・・・
無理だと思いますが
娘の代、もしくは孫の代になったときに
家族の一員として迎え入れた子と
それこそ、どこへでも一緒に行くことが出来たら・・・・・!!
考えただけでも わくわくしてきてしまいます。
今日まで自分のことはいっさい、かえりみず、大好きな犬たちのために
やってきた主人のことを思いながら
これからも一緒になってがんばっていきたいと
思わず力がわいてきました・・・・!
by 森田雅子