posted by 森田誠 on 3月 6

肉芽腫性髄膜脳炎(GME)

我が家のラブラドールのあずきが肉芽腫性髄膜脳炎と診断されてから
不安と絶望の中、本当につらい日々を送ってきました。
肉芽腫性髄膜脳炎は不治の病です。
でも今は、希望をもってこの病気と闘っています。
もう、不治の病ではなく、正しく対応すれば寛解する病気と信じて。。。

この日本の中で、もし、肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて
絶望の日々を送っていらっしゃる方々にも
少しでも希望をもっていただけるのなら。。。
ひとりでも多くのわんこたちが助かりますように。。。

そんな願いをこめて、「肉芽腫性髄膜脳炎」という
カテゴリーを作りました。
あずきがそうだったように、元気で過ごしていたにもかかわらず、
突然、この病気におそわれてしまう可能性があるということ、
本当に他人事ではありません。

この肉芽腫性髄膜脳炎(GME)は、小型犬に多いということですが
大型犬も例外ではなく
あずきの場合、後ろ足のぎこちない動き、
そしてやたら尻尾の付け根あたりや お腹のあたりを気にするようになり
しきりに舐めようとしたり、前歯でチクチクとかんだり
足で掻いたりということが起こりました。

最初は股関節形成不全、それともノミでもいるのかしら。。。と
安易に考えていましたが全身のレントゲンでも異常なし。
様子を見ましょうといっているうちに、
車から降りる際に前足で体を支えきれず、あごから落ちてしまいました。
それからは、左前足は上げっぱなしになり、後ろ足もよろよろ状態。
「これは普通じゃない」
主人の言葉で私はとんでもない場所に自分たちが立たされているんだと感じました。
その時は九州方面に出張の途中でしたが戻ったその日に
MRIをとってくれるところをさがして検査を受けました。

家に帰るまでにはもう、あずきは横たわったきり頭も上げることができず
両手、両足はけいれんをおこして、暑くもないのにハアハアと息をあらげて
ときどき痛みを感じるのか ヒィーッと声をあげていました。
そうなるのに あっという間でした。
自分でトイレに立つこともできず、寝たきり状態の
あずきの頭部、頚部、胸部、腰部の4か所に異常が見つかり
急性でしかも多発性でめずらしい病気ということ、
「肉芽腫性髄膜脳炎」
聞いたこともないこの肉芽腫性髄膜脳炎という病気には
ステロイドをこれからずっと飲み続けなければならないこと、
そしてそのステロイドを飲み続けることによって
内臓関係がやられて死んでいくということ。
私たちが聞いたのは、3~6ヶ月という耳を疑いたくなるような期間でした。

日本では一般的に大学病院でもこの病気
肉芽腫性髄膜脳炎にはステロイドを服用します。
最初は多めに服用すると、症状が和らいできて
よくなったような錯覚をおこしますが、実際はそうではないようです。
見た目にはいい状態に映るので、だんだんステロイドを減らしていけますが
また、再発したりして薬を増やす。

そしてずっと飲み続けなくてはいけないという
どっちにしても、病気で命を絶つのか、薬で命を絶つのか。。。。
出口のない迷路に入り込んでしまったような
焦りと恐怖の毎日でした。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 2月 21

北海道へ

チワワのウーロンが天国に逝ってから
森田家にぽっかりと穴があいたような。。。
そんな日々が続いていましたが、
またまた行ってきました、北海道!
肉芽腫性髄膜脳炎のラブラドールのあずきもいっしょです。

フェリー乗り場にはいつも乗船ぎりぎりに到着。
よし、間に合った。
それから主人は犬たちのおトイレを。

私は申し込みのためにカウンターへ走ります。
「おっ、受付のおねえさん、この間とおんなじ人」
そんな余裕すら見せながら
記入はまかせて!
ペット同伴の書類にもササッとサインをして乗り込みます。
そして、このあとが私たちにとってホッとできる時間なのです。
何にもすることがないので、ぬくぬくとした中ひたすら眠ります。。。。
4時間後、またかっとんでいくために。。。。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 12月 31

今年も今日で終わりですね。
一年、あっという間に過ぎてしまったような気がします。
この一年はいろいろなことがありました。
森田家の大切な、大切な家族であるわんこ達がつぎつぎと
病気になってしまい、とうとう一番元気だった
ラブラドールのあずきまでもが
肉芽腫性髄膜脳炎と診断され、本当につらい一年でした。
でも、たくさんの皆様に励ましていただいて
おかげさまでこの間のクリスマスはみんな一緒に迎えることができました。

(森田家のわんこたちのケーキ)

この日、あずきは久しぶりにわんこのお部屋で
皆さまからいただいた四千羽鶴といっしょにごきげんでした。
(このあと、お預かりのわんこたちとみんなで鶏肉を食べて
クリスマスを行いました。みんな、鶏肉はだ~いすき!ですね。)

そして、今日はおおみそか。
ラブラドールのあずき。
ブルドッグのクー。
ミニチュアダックスのモカ。
カニヘンダックスのミニー。
チワワのウーロン。
チワワのおはぎ。
みんな病気を抱えておりますが
それぞれみんな、精一杯、今日という日を生きています。
犬たちにとっては、昨日のこと、明日のこと
そんなのは関係ないのです。
とにかく今、なのです。
今、たのしいとか、おいしいとか、一緒にいられて安心だとか
そういうことが大事なんだと思います。
森田家全員で一年を締めくくることができましたこと
ほんとうにうれしく思います。

みなさま、この一年、ありがとうございました。

たくさんの方々とめぐり会えたことに心から感謝いたします。
主人はいつもいつも、皆様とご愛犬との幸せについて考えております。
来年も、森田家一同がんばりますのでどうぞ宜しくお願い致します。
みなさまに、この一年の感謝をこめて・・・
ありがとうございました。

by 森田雅子

ありがとう!!

posted by 森田誠 on 12月 25

ラブラドールのあずきが
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)という病気を発症してから
2か月あまりが過ぎようとしています。
おかげさまで、ステロイドのお薬が効いており
(これは一時的なものですが)
庭にも出れるようになって、自分のペースで歩いたり
日向ぼっこをしたりするところまでになりました。
たくさんの方々に励ましのお言葉や、お見舞いをいただき
毎日、毎日を大切な一日として 森田家の犬たちと暮らしてまいりました。
そんな中、今、病気をかかえている森田家の犬たち宛てに
いただいた千羽鶴・・・いいえ四千羽鶴。

森田誠のドッグトレーニングロードを支援してくださる
「わんこの会」の全国の会員のみなさまが、森田家のわんこたち、
そしてわたくしたちのために
一生懸命に折ってくださった、お一人、お一人の心のこもった鶴が四千羽・・・
正確には4123羽 だそうです。

一羽、一羽に願いをこめて、折ってくださったたくさんの皆様。
それぞれの支部に集まった鶴を
一つ一つ色分けをし、つなげてくださった皆様方。
あまりの感激のために、涙でぐちゃぐちゃになってしまいました。
本当に皆様のお気持ちがありがたく、心より感謝申し上げます。
最近は更年期のせいか、感情をコントロールすることができずに
どんどん落ち込んでいく私でしたが
たくさんの皆様に「ほらほら、がんばって」と
背中をやさしくポン、ポンと叩かれたような・・・・
これからも森田家のわんこたちを支えていく勇気をいただきました。
お礼を申し上げるのが大変遅くなってしまいましたが
わんこの会の皆様をはじめ、お手紙をくださったり、
いろいろなお送り物をくださった皆様に
主人共々、心より、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 11月 26

肉芽腫性髄膜脳炎のために動き回ることができない
ラブラドールのあずき。
ようやく、頭をもちあげられるようになったころ。
夜遅くだけれど、おとーさんが帰ってくるのが楽しみ!

「おとーちゃん、だいすきなんだもん!!」
たくさん、「よしよし」してもらってると

安心して眠ってしまいます。

そういえば、このころ
私の体のどこかに触れていないと安心できないようでした。
夜は、思うようにならない体をずりずりと
私の布団の方に寄せてきては
大きなため息のような呼吸をしてから
眠りに入っていたあずき。
ずいぶんと、痛みに耐えていたようで
胸のあたりにもチラホラ、
あごは真っ白になってしまいました。
ただ痛みにじっと耐えている姿を見るのは
本当につらかったです・・・・・・・・・

by 森田雅子